森をみて木を見ず、木を見て森を見ず

格言の意味

個別銘柄の細部ばかりに目を取られるのではなく、もっと大きな目で全体を捉えるべきです。

ファンダメンタルの観点で考えると、
世界経済、日本市場、業界、関連株、個別銘柄。

テクニカルチャートの観点で考えると、
月足、週足、日足、1時間足、5分足。

業界動向を知る

業界が好調か不調かを知っておくべきでしょう。
関連銘柄の業績が悪ければ、その個別銘柄の業績だって、十分に悪い可能性があります。

チャートは複数の時間帯を使う

もし、あなたがデイトレで5分足チャートで売買しようとしているなら
日足、1時間足と複数の時間帯を見て売買タイミングを決めるべきです。

 

もうはまだなり、まだはもうなり

格言の意味

相場の天井を読むのは難しいということです。

「もう天井」と思っていても、まだまだ株価は上がり
「まだ天井ではない」と思っていたら、もう天井だった。

天井は読むのは難しい だから諦めても良い

天井で売れるとすごく気分が良いものです。
昔、1回だけ年初来高値で売ることができました。

年初来高値の出来高はたったの2000株。
全部、私です。

天井で売ることができたら、誰かに自慢したくなったりするかもしれません。
しかし、天井で売れたことは偶然です。

天井で売れなくても良い。チャートが崩れたらそのタイミングで売る。
この方が、長い目で見ると利益を多く得ることができるスタイルです。

 

下手なナンピン怪我のもと

格言の意味

初心者が、株価が下がったからとナンピン(含み損となった株を安値で買い増す手法)をするのは大損につながる可能性があります。

従って、ナンピンするのは辞めるべきです。

その銘柄と心中する覚悟

他の銘柄で勝負すれば良いのに、一度惚れ込んでしまうと全資金を投入して大勝負を挑んでしまうことがあります。
私の苦い思い出ですね。

自分がいくら上がると思っていても、自分の考えが間違っていることはあります。
相場の動きを見て冷静になり、本当にナンピンすることが最善か考えるべきでしょう。

 

半値八掛け二割引

格言の意味

天井をつけた後の大底を予想するための計算式です。

天井が100円とすると、半値の50円でもまだ下げ止まらず。
そこから80%にした、40円でもまだ下げ止まらず。

更にそこから、2割引きした32円が底値となりやすいことを指しています。
実際に32円となるかは分かりませんが、それだけ想定以上に下落することがあり得るということです。

ちなみに、大阪の繊維問屋で物が売れないときの値引きから来ている格言だそうです。

フィボナッチ指数だと

半値八掛け二割引は、想定以上に下落することがあることを教える格言ですが、
他にも計算式があります。フィボナッチ指数です。

フィボナッチ指数で考えると、底と天井の差から78.6%下落することが考えられるそうです。
例を挙げると

底:100円
天井:200円

200 – (200 – 100) * 0.786 = 121.4円が大底となる場合があるそうです。
フィボナッチ指数について、詳しくはこちら。
>> 最適投資白書 フィボナッチ数列 リトレースメント 株とFXの数列/一般項/黄金比/計算

 

初押しは買い、初戻しは売り

格言の意味

上昇相場では、初押しのタイミングで買う、
下降相場では、初戻しのタイミングで売るべき。

飛びつきによる売買をしてはならず、より良い条件で売買すべきことを教えています。

チャートで具体的にいうと

下降相場での戻しのタイミングをチャートで説明しています。

最初の下落ではどこが底になるか分かりません。
売ったタイミングが底で反発するかもしれません。

一旦、反発した戻りを確認してから、空売りするのが安全です。

 

天井三日、底百日

格言の意味

相場のパターンを教える格言です。
上昇相場はゆっくり形成されていきますが、天井はほんの一瞬で、急落することが多い。

従って、株を買っても、すぐに上がらないからと撤退してはいけませんし
また、天井を過ぎても、天井が名残り惜しいからと株価が戻ることに期待してはいけません。

底をさまよう間は忍耐力、天井を過ぎたときは素早い決断力が求められます。

 

損切りは早く利食いは遅く

格言の意味

含み損を抱えたら、速やかに損切り。
利益が乗っている銘柄は、できる限り利益を伸ばすべき。

損切りに躊躇っていると、損失がどんどん増えてしまいます。
また、利益が出たからと喜び、すぐに利益確定しては大相場を逃します。

私の知人は+1000円で利食いしてしまう

私の知人が初めて株をした頃の話ですが、
彼は1単元:1000株の銘柄の1円抜きをしており、1000円利益が載るだけで利益確定していました。

それ自体は問題はありません。

ですが、思い通りに行かず含み損を抱えると同値撤退となるまで保有して、
損が膨らんでしまいました。

まさにこの格言と逆の行動です。
これでは、期待利益が1回あたり1000円で、期待損失が1回あたり無限大となってしまいます。

 

損して休むは上の上

格言の意味

損をすると、損を取り返そうと熱くなり更に損失を出すことがあります。
すぐに取り返したいという気持ちは抑えて、一旦休んで冷静になることが大切です。

忘れた頃に痛い目に合わないためにも

これは、私の話なのですが、
休んだ後に何度も同じ失敗をしたことがあります。

休むだけではダメなんですよね。
冷静になり、自分の失敗を省みるべきです。

負けには負けるだけの理由があるんです。

 

相場は常に正しい

格言の意味

自分の予測と株価の値動きが違うということは、自分の考えが間違っていたということです。
自分の考えに固執してはいけません。

相場の動きが常に正しいと考えるべきです。

理論ではなく感情で動く

株は感情で動きます。株価の理論値は参考程度です。

単純に「誰がどう考えて、いくら売買したか。」
これやって株価は動きます。

自分の考え通りに行かないことは常にあると思っておきましょう。

 

相場は明日もある

格言の意味

今が唯一のチャンスだと考えて、焦って飛びつき買いをすることはない。
押し目を待ってから買っても良い。

相場は明日も明後日もあるのだから、本当に良い材料であれば今後も株価は上がる。
だから冷静になって、材料を分析してからでも遅くは無い。

資金さえあれば、何度でもチャンスはある

焦って買ってはいけません。焦ると資金を失います。

私はその銘柄の買い時を逃しても、まぁ良いかなと思ってます。

もちろん買い時を逃したのは悔しいですし、できる限り稼ぎたい。
でも、悪い条件で勝負してリスクが増すなら、やらない方がマシです。

資金がある限り、チャンスは何度でも訪れます。