1/11にインヴァスト証券のwebセミナー「2018年アメリカのマーケット展望」に参加してみました。
2018年の米国市場はどうなるのか?
気になって参加したわけですが、かなり勉強になるセミナーでした。
日本市場しか取引してないから関係ないと考えてる方も居ると思いますが、
米国市場に左右される日本市場ですから、米国市場も抑えておいた方が良いです。
さて今回はWebセミナーの中で気になったこと、印象に残った点を挙げていきます。
2017年のように楽な相場ではなさそうですよ。。
ちなみに、インヴァスト証券の口座をお持ちの方は、2/11までセミナー動画を閲覧できます。
当記事では印象に残った点などの一部掲載なので、気になった方は動画閲覧をお勧めします。投資家としての意識が上がるセミナーだと思います。
公式サイト:トライオートETF
目次
セミナーの概要
インヴァスト証券 公式サイトよりセミナー概要を掲載します。
トランプ政権は2年目に入ります。
去年の同政権の実績を見て、投資家の同政権への評価がどう変わったか?
それが経営者のマインドに与える 影響や、経済へのインパクトなどについて考えてみたいと思います。
さらに2018年は中間選挙の年でもあります。
それがマーケットに与える影響についても考えてみたいと思います。
為替、コモディティ、 株式など代表的な投資対象の見通しについても言及します。
広瀬隆雄氏ETFセミナー「2018年アメリカのマーケット展望」
セミナー講師 広瀬隆雄氏とは?
慶応大学法学部卒業。三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、
ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、
2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。
長年、外国株式関連業務に携わっており、CFD取引の対象となる海外の原資産に精通している。
米国カリフォルニア州ロサンゼルス在住。
広瀬隆雄氏ETFセミナー「2018年アメリカのマーケット展望」
広瀬氏は、米国市場のファンダメンタルにも詳しく、原油などのコモディティに精通されてる印象を受けました。後で気付いたのですが、広瀬氏が書かれているサイトと知らずに愛読者でした。
このサイトは勉強になります。
>> http://markethack.net/
2018年相場は荒れる!スイングトレードが良い?
広瀬氏は、「2018年の米国市場は荒れる」と考えられており、セミナーの中で根拠を挙げられてました。
私も最近の相場から「2017年のような楽な相場ではないだろう」と感じているので、セミナーの話には納得です。
2017年は「日経平均やNYダウをレバレッジかけて買い放置」で稼げましたが、戦略の見直しが必要かもしれません。
ざっくり言うと、2018年は、長期放置よりもスイングトレードが向く相場。
考えてみれば、最近は、インデックス投資が妙に絶賛される世の中だった気がします。
でも、本当にインデックス投資が有効なのは、みんなが悲観したときではないかなと、
最近のように楽観してるときにインデックス投資を始めるのは危ないんじゃないかな?と内心思っています。
荒れる相場では、トライオートETFのようなスイングトレードが有効な戦略だと思います。
下の例はインヴァスト証券 公式サイトからの引用した図ですが、長期投資なら10ドル分に対して、トライオートETFなら85ドル分の利益になります。
「上がったら売る・下がったら買う」を自動ですから、インデックス投資よりも荒れ相場向きですよね。
2018年相場が荒れる理由は?
長期金利(米国10年債利回り)と原油価格が上がると相場のボラティリティが高くなる傾向にあるそうです。
<長期金利チャート>
2.6%が抵抗線として機能してましたが、最近2.6%を突破しましたね。
<原油価格チャート>
原油は昨年10月にブレイクアウトしてますよね。
私がこの記事を書いてる1/25にも原油価格は66ドルに達しました。
「ボラティリティが高まるだけなら、まぁ良いか。」
という話ではなく、
株式投資家にとっては抑えておきたい事実があります。
長期金利が低い相場は株高になりやすく、長期金利が上がる相場は株安になる傾向です。
2017年の感覚で相場に挑むなら、NYダウやS&P500に高いレバレッジをかけて放置ですが、今後長期金利の上昇が続ければ株価への重しとなるでしょう。ボラティリティの高さがレバレッジ取引のロスカットにもつながります。
同じ戦略は有効ではないってことですね。気を引き締めないといけません。。
ちなみに、2017年に歴史的な低水準となっていたVIX指数も徐々に上がりつつある感じがします。
長期金利、原油価格、VIX指数 この3つの指標は注目ですね。
金利と業績 株価にとって重要なのは?
株価を決めるにあたって重要なのは、金利か業績(EPS)か?
初心者は、企業業績(EPS)を意識すると思うんですよ。
業績さえ良ければ、株価は上がるだろうと。
ですが、セミナーの中では、
金利とEPSは、7対3の割合という話がありました。
実は、金利の方が重要。
企業業績が良くても、金利1つでPERが変わるということですね。
インフレが進むと、長期金利が上がり、PERは下がる。
これを知ってるか否かで、誤った低PER投資を避けることができます。
「2017年に比べてPERが下がったから、買ったのに株価が上がらない!」とか誤った投資観から来る失敗です。金利を見るようにしましょう。
抑えておきたい指標
広瀬氏はセミナーの中で、以下の指標、チャートを挙げられてました。
- 米国10年債利回り
- 米国消費者物価指数
- 消費者物価指数と株価収益率(PER)の関係
- 可処分所得に対する家計部門デッド・サービス比率
- 米国のクレジットカード延滞率
- 貿易加重ドル指数
- 原油価格(WTI)
デッド・サービスってなんだ?難しそうって感じですよね。
私もセミナー受講前なら、正直良く分からないものもありましたが、今回のセミナーで各指標の読み方を教えてもらえました。
最近では、「ファンダメンタルを理解したうえでのテクニカル分析が良い」と感じます。
ファンダメンタルを理解していれば、テクニカル分析のダマシを多少は避けることができるんですよね。
ドル円より原油か?
FXでドル円を買うぐらいなら原油に投資が良さそうです。
広瀬氏も「原油チャートが私を買ってと絶叫している!」とまで発言されていた程です。
FXなら、原油と相関性のあるカナダドルという手もありますが、
トライオートETFは原油も扱ってるので、素直に原油買いが良いかと思います。
さいごに
今回、セミナー記事を掲載するにあたり、かなり内容を省きました。
最初は要点を全部挙げようと思ったのですが、濃密な1時間半のセミナーをまとめることに断念した次第です。。
インヴァスト証券の口座をお持ちの方限定ですが、2/11までセミナー動画が閲覧できます。
広瀬氏のサイトを見れば分かるように、率直に勉強になるセミナーなのでお勧めです。
始めまして。株を始め立てでここにたどり着きました。なくなく損切りした(6000円ほど)のあとに心構えについて知りたくて損切りの記事も拝読しました。おかげで気持ちが切り替えられました。資金もまだそんなにないのですが、勉強して楽しんで頑張ってみようと思います。
はじめまして。
始めたばかりということですので、全力で投資することよりも、損せず長続きすることを考える方が良いかなと思います。
(特に、2018年は去年と違い難しい相場展開だと思います!)
例えば、ドルコスト投資法で少しずつ資金を入れていく、のも良いかもしれません。