トライオートETFのメリット・デメリットまとめ

国内・海外のETFを手軽に自動売買できるインヴァスト証券のトライオートETF。

トライオートETFとは?
どのような仕組みで売買するのか、メリット・デメリットをまとめてみました。

私もトライオートETFで資産運用をしています。
>> トライオートETF実践記
>> バイ&ホールド戦略(買い放置戦略)との成績比較もしてみました。

3月末まで、トレードグランプリが開かれているので、ご興味ある方はどうぞ。
公式サイト:トライオートETFの自動売買で新しい資産運用
トライオートETF

そもそもETFとは

ETFに馴染みがない方のために、トライオートETFの売買対象である「ETF」を説明します。

ETFは、投資信託の一種です。
投資信託との違いは、東京証券取引所などに上場していることです。

個別銘柄のような倒産リスクがなく、通常の株式と同様にリアルタイムで売買できる手軽さがあります。

つまり、通常の株式と投資信託の長所を活かした金融商品です。

ETFには日経平均やTOPIX、マザーズ指数などの日本の有名な指数や
NYダウ平均株価、不動産指数(REIT)、原油、金、銀、プラチナ等、数多くの銘柄があります。

倒産リスクがないので自動売買に適していると言えるでしょう。

>> ETF銘柄一覧 – Yahoo!ファイナンス

トライオートETFとは

トライオートETFは、「インヴァスト証券が提供する、国内・海外のETFを自動売買するサービス」です。

ETFを自動売買するサービスは、インヴァスト証券が史上初です。
(2017年8月時点において)他にETFの自動売買サービスを提供する証券会社はありません。

トライオートETFなら
自動売買の利点を活かして、相場の上げ下げの値動きで収益化を狙うことができます。

長期投資をされたことがある方なら、利益を取り逃した経験はないでしょうか。

「あのとき、売っておけば…」

「結局は元値に戻ってしまい、全然利益にならなかった…」

よくある話ですよね。

トライオートETFなら、その間の細かい値動きで売買を繰り返すため、利益の取り逃しをさけることができます。

下の例は公式サイトからの引用した図ですが、長期投資なら10ドル分に対して、トライオートETFなら85ドル分の利益になります。

ETFに倒産リスクはありませんし、トライオートETF 公式サイトによると顧客の平均損益が10ヶ月連続プラスとなった実績があるそうです。ETFの手堅さと細かく利益を積み上げる自動売買の相性が良いということですね。

それでは、詳しくトライオートETFのメリット・デメリットを見ていきましょう。

トライオートETFのメリット

ETF自動売買セレクトで、投資対象のETFを選べる

投資初心者でも、迷わず銘柄選びができるよう、「リターン重視」、「バランス重視」、「リスク重視」の投資タイプから、好みの自動売買ルールを選ぶことができます。

例えば、「リターン重視」を選ぶと過去の成績から、収益性の高い自動売買ルールをオススメしてくれます。

好成績の自動売買ルールはいくつもありますが、
例えば、世界中の国々に投資できる、MSCIワールドは1年で40%の収益。

米国の指数 ナスダック100トリプルは
含み損を抱える時期もありますが1年で収益93%の実績。驚異的ですね。

元本が為替リスクなし。海外ETFに手軽に投資できる

「失われた20年」と言う言葉をご存知でしょうか。
実は、日本の株価指数はそこまで強くありません。直近の10年を見ても、その差は明らか。

2008年~2009年のリーマンショックで日経平均指数もS&P500(アメリカの指数)共に下落していますが、その後、S&P500は2007年比:150%、日経平均はやっと元通りになった程度です。

2007年に1000万を投資すると、
S&P500なら、1500万円超
日経平均なら、1000万円前後

日経平均に投資をしていたら、「10年という時間を損失しただけ」です。
日経平均の長期投資はオススメできませんね。

分散投資の観点からも、アメリカなどの海外に投資するのは有効な戦略ですが、ここでネックとなるのが為替リスクです。

海外ETFは、購入した時点より大きく円高になると、元本割れの可能性があります。
しかし、トライオートETFは、「元本が為替の影響を受けない」メリットがあります。

【通常の海外ETFとトライオートETFの為替の影響の違い】
海外ETF 200ドルを10株購入(ドル円:100円)。
その後、240ドルまで値上がりしたものの、円高(80円)になってしまうと…

・通常の海外ETFは円高に弱く、損失
((240ドル × 80円)-(200ドル × 100円))× 10 = 8000円の損失

・トライオートETFは円高でも利益
(240ドル-200ドル)× 80円 × 10 = 3.2万円の利益

元本は為替の影響を受けず、損益だけが対象。為替の影響が少ないですね。

レバレッジ5倍で拘束される資金を少なくできる

トライオートETFは、ETFを自動売買するサービスですが、仕組み上は信用取引のように差金決済取引(CFD)です。
信用取引がレバレッジ約3倍に対して、トライオートETFでは最大レバレッジ5倍で取引できます。

長期投資にも関わらず、5分の1の資金しか拘束されずに済みます。
レバレッジが気になるなら、保有ポジションを減らして現物取引のようにすることもできます。

トライオートETFのデメリット

メリットの多いトライオートETFですが、良いことづくめではありません。
もちろん、デメリットもあります。

スプレッドが広い銘柄が多い

トライオートETFはFXと同様に、板形式ではなくスプレッド方式を採用しています。
トライオートETFは裁量トレードに比べると、スプレッドが広い(つまり手数料が高い)銘柄が多いです。

スプレッドとは、買値と売値の差。つまり実質のコスト

例えば、レートが「10798-10832」の場合であれば、買いのレートは10832円、売りのレートは10798円になり、スプレッドの34円が実質のコストになります。

トライオートに限らず、自動売買系サービスは、裁量トレードに比べて手数料が高いようですね。
自動売買システムの使用料として考えるしかありませんね。

取引される際にはスプレッドが狭い銘柄を選ぶようにしましょう。

確定申告が必要になることも

ETFが売買対象ですが、トライオートETFは株式投資ではありません。

「源泉徴収ありの特別口座」のように、自動的に税金を納めてくれる口座はありません。
利益が出た場合には、忘れずに確定申告をしましょう。

(FXも確定申告が必要になるので、FX経験者ならそこまでデメリットではないですね。)

金利調整額がかかる

信用取引のように金利がかかります。
トライオートETFでかかるのは、「Libor + 1.25%」です。

2018年から金利が1.25%から0.9%に引き下げられました。
以前よりも長期の保有コストが下がったので取引しやすくなったといえるでしょう。

さいごに どんな人に向いてるのか?

トライオートETFに向いている人をまとめてみました。

  • 長期投資で利益を取り逃した経験がある
  • 着々と利益を積み上げたい
  • 日本株のリスク分散のために、海外市場(米国や世界)にも投資したい

スプレッドが広い銘柄は避けたほうが良いですが、
好成績の自動売買ルールを選べる手軽さや、成長が著しい海外市場に投資できる点は魅力的ですね。

それに上昇を続けるナスダック指数に投資できる点も魅力的。

私もトライオートETFで資産運用をしていますが、気になって手動決済すると裏目に出やすいですね。相場によりますが、放置している方が利益を着々と積み上げてくれる気がします。

会社帰りの片手間に運用状況を確認する、じっくり気長な運用が良いでしょう。

公式サイト:トライオートETF(インヴァスト証券)

トライオートETF利用者の平均損益は+72721円。株がうまく行ってない方でも。
トライオートETF
※公式サイトより(2016年4月25日から2017年2月28日までの取引口座全体の実績を利用顧客一人あたりに換算)


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