11/24に都内でマネックス証券の説明会があったので参加しました。
今回の内容は、以下3つです。
- 日経平均3万円の道宣言を出した理由
- 【無料】ファンダメンタル分析に使えるマネックス銘柄スカウター
- 国内株 信用取引手数料の引き下げ
無料で利用できるファンダメンタル分析用のツール 「マネックス銘柄スカウター」がリリースされました。
同業他社のPER、売上、利益を比較したい投資家には役に立ちます。
私もスイングトレードが中心の頃は、某レポートを月額2000円程度で契約してました。
有料ツールと同等の機能が無料で使えるなんて良い時代ですね。
また、マネックス証券が10/27に発表した「日経平均が30,000円の道」に関する話を、マネックス証券 松本大社長から直接聞くことができました。
目次
日経平均3万円の道について
松本社長がQA形式で「日経平均3万円の道」に対する根拠を説明されてました。
私も話を聞いてて、なるほどと思ったのですが、
金融庁は「貯蓄から投資へ」と、NISAやidecoと様々な税制優遇をしていますが、個人投資家のマインドって悲観的ですよね。
「日経平均は長期的に上昇を続ける指数」と言われても…
本当に?
って思ってしまいますよね?(私だけ?)
日経平均が過去30年上がってないから、そういう思想が根強いんだろうなと思ってます。
だから、マネックス証券では、相場環境の改善に加えて、日本の投資家のマインドを変える必要があると考えていて「日経平均3万円に上昇する」と会社の見解を出しているそうです。
「株はギャンブルじゃなくて投資、やってて当然」と家族や友人に気兼ねなく言える世の中になったら嬉しいですね。
以下、QAの要約です。
(色々な話があったのですが、まとめてしまいました。。。)
日経平均は3万円の宣言を出しているが、本当にいくのか?
GPIFは、日本国債を減らして日本株を増やしている。
昔は、株価を上げる政策が金持ち優遇の政策と批判されてきた時代だった。
しかし、GPIFの株の比率が上がったことで、株価は「国民全体の年金問題」ということになるので、株価を上げる政策が実行しやすくなる。
米国は確定拠出年金が株でできているから国中で株価が下がると困るというコンセンサスがある。
リスク要因として金融危機が起きれば、前提は崩れるが、日本株にバブル的な要素は見られない。
金融引締めに転じるリスクがあるのでは?
橋本龍太郎氏の総量規制以来、金融引き締めが続いてきたが世界と同程度には必要。
大蔵省銀行局長通達「土地関連融資の抑制について」のうちの、不動産向け融資の伸び率を総貸出の伸び率以下に抑えることをいう。行き過ぎた不動産価格の高騰を沈静化させることを目的とする政策であったが、予想をはるかに超えた急激な景気後退の打撃(いわゆるバブル崩壊)を日本経済にもたらし、さらにはその後の「失われた20年」を日本に招来する要因の一つとなったことから、結果的にこの政策は失敗に終わる。総量規制 - Wikipedia
現在、非正規雇用の人件費は上がってきている。正規雇用の人件費は今後上がり、物価も上がるだろう。
そうなれば、金融緩和を閉じる可能性があるが、それは、デフレ脱却を達成したときの話なのでまだ心配する必要はない。
また、日銀のETF買い入れを批判する話があるが、日本の株式市場の時下総額3%にすぎない。
自社株買いが200兆円程度の余力があることを考えれば、自社株買いにより自然と解消されてくるだろう。
黒田氏の後継は?
黒田氏の続投が有力。変わったとしてもリフレ派だから政策が大きく変わることは無い。
消費税増税で景気の腰折れに?
デフレ脱却は、国としてやるべき大問題ということを考えれば、消費税引き上げによる景気の失速は有り得ない。
今の与党は、「ある程度の時間をかけてでも、デフレを完全脱却させるべき」という考えだろう。
景気が腰折れするなら延期ではないか。
トランプ大統領や、パウエルFRB議長に不安は?
トランプ大統領は、今回のアジア訪問で問題発言をほとんどしていない。
米国のテレビ報道もトランプ氏に対してマイルドになってきている。アメリカの景気が良くなっているから、政治リーダーに対する信任が高いのだろう。
パウエル氏は、FOMCの意思決定に対して反対票を投じたことがない。
懸念材料としては、金融不安が起きた際の対応。イエレン氏やバーナンキ氏は学者出身だが、パウエル氏は投資銀行出身なので、理論の面の不安が考えられる。
北朝鮮、中東などの地政学的リスクは?
戦争リスクは下がっている。
一番のリスクは「分からない」こと。中国の特使が北朝鮮に会いに行く等、コミュニケーションが増えており戦争リスクは下がってきている。
ファンダメンタル分析に使える銘柄スカウター
「銘柄スカウター」の話を聞いたときに、「あ、これ、便利!」と思いました。
ファンダメンタル分析のために有料ツールを契約していたぐらいですから。
- 過去10年間の企業業績
- 3ヵ月後との業績
- 過去5年間のPER、PBR、配当利回り推移
- 表形式で各指標や業績を一覧表示・比較
- 銘柄ごとのアナリスト評価(レーティング、目標株価)
- 適時開示情報(過去5年分)
- 決算スケジュール
豊富な機能はありますが、要するに…
- 業績の推移を3ヶ月ごとにチェック!業績のトレンドを確認できる
- 過去のPERと比べて株価は割安?
- 同業他社と比べて割安?成長性は?
これが一目で分かります。
説明会では、例としてカジュアル衣料品業界の銘柄比較がありました。
どの銘柄が投資対象に向いているか、簡単に比較できますね。
こういう機能を使ったことが無いから難しそう…と思った方でも大丈夫。
マネックス証券が過去に実施したアンケートでは、決算短信を見たことが無い人が7割も居たそうで、ファンダメンタル分析をしたことが無い方でもできるように、オンラインセミナー等でもサポートしていくそうです。
国内株 信用取引手数料の引き下げ
11/27からマネックス証券の信用取引手数料が引き下げになるそうです。
100万円以下の約定金額なら、他の大手証券会社と比べると安くなります。
Trade Stationからの取引速度は非常に早いものの、信用取引手数料が…と躊躇していた方には嬉しい引き下げですね。
期間限定12/29まで 現役トレーダー手法動画も公開
更に、マネックス証券の信用取引口座保有者限定で、現役トレーダーの取引手法動画が公開されるそうです。(2017/12/29まで)
無料で使える銘柄スカウターもあるので、マネックス証券の口座を持っておくことをお勧めします!
私も米国株取引にマネックス証券を使ってます。
公式サイト:マネックス証券はこちら
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