必ずしも市場にいる必要はない

格言の意味

何かしら株を持っていないと、利益を取り逃してしまうのではと不安になることがあります。
ですが、頻繁に売買を繰り返すことは、損失につながります。

毎日売買するのではなく、機会を伺う待つ姿勢や、勉強することが重要だと教える格言です。

対極にあるのはポジポジ病

この格言の真逆に存在するのが、ポジポジ病でしょう。

「何かやらないと気が済まない。」

私も最初はそうでしたが、下手に何もしない方が上手く行くことも多いと気付きました。

チャンスを1つ逃しても、これからもチャンスは絶対に来ます。
確実に行けるタイミングまで待ちましょう。

 

風が吹けば桶屋が儲かる

格言の意味

風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、目を病んだせいで失明すれば音曲で生計を立てようとするから三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。
そのため、猫の数が減少し、猫が減れば猫が捕まえる鼠の数が増える。
鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かることから。
桶屋が儲かる因果関係をいった昔話から出たことばで、それぞれの話の筋は通っているものの一つひとつの話が必然性に欠けているため、あまり現実的とはいえないだろう。
風が吹けば桶屋が儲かる - 故事ことわざ辞典

日々、アンテナを高くすること

「風が吹けば桶屋が儲かる」は屁理屈のような因果関係ですが、日々アンテナを高くしておくことは大事でしょう。

例えば、何らかの新製品発表のニュースや新たな政策が出たときに、すぐに関連するテーマ株が浮かぶ。
この域を目指したいものです。

相場の初期段階でテーマ株に投資できれば、飛躍的に株で勝てるようになります。

各銘柄の主な事業内容を抑えておくことは非現実的ですから、
まずは、テーマ株を頭に入れておくことですね。

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押し目待ちに押し目なし

格言の意味

買いタイミングは押し目買いが基本ですが、強い相場のときは押し目が訪れない。
そのまま株価が上がってしまい、買いタイミングを逃してしまうという意味です。

最近では

私の記憶では、民主党から自民党に政権交代があったときの相場ですね。
あれはチャートを見ると、なかなか押し目がなく、買いタイミングが難しいと感じました。

当時は、ブレイクアウト手法を自分がうまく扱えていないから、その相場にうまく乗り切れなかったと思っていたのですが違いますね。

「政権交代などの大きな変化を伴う出来事は、相場が非常に強い。」
これを頭に入れておくべきですね。

今後、大きな出来事があったときには、積極的に売買するようにしたいものです。

 

運を待つは死を待つに等し

格言の意味

相場は待つことも大事ですが、運に期待するようになってはいけません。

運に期待してじっと待つようでは、
運が悪ければ退場につながることもあるということです。

運頼みになるときといえば

分かりやすいのは、株価が上がると思い買った株が塩漬けとなるパターンではないでしょうか。

塩漬けとなった株が運良く上がってくれればと期待して、じっと待つわけです。
しかし、私の感覚では、期待して待つ時点でだいたいダメですね。

多くの場合、想定より悪いときに期待をします。
自分が期待してることに気付いたら損切りします。

自分で行動を起こさなくては、更に株価が下がり退場となる可能性があります。

 

噂で買って事実で売れ

格言の意味

事実か分からない噂のうちに仕込み、事実と判明したタイミングで株を売るべきということです。

噂の段階では、投資家は疑心暗鬼となり、事実か分からず買うのをためらいます。
このタイミングでは、まだ株価は上がりきっていませんから買い時です。

事実に向けて期待が膨らみ株価は上がります。

事実が発表されると、「そんなにすごいニュースなら買いだ」と投資家が一斉に買います。

しかし、その後に誰が買うというのでしょう?

もう、そのニュースで買いたい人は買い終わりましたから
あとは下がるだけです。

私の失敗談 ラクオリア製薬の特許

2015年に売買した中で、最も利益を取り逃したのがラクオリア製薬です。

ラクオリア製薬が発表した特許IRがすごい情報だと2連続ストップ高になりました。
しかし、その特許IRの実態が分かると株価は元通り。

含み益200万もあったのですが、取り逃してしまいました。

 

売りは迅速、買いは悠然

格言の意味

相場の動きを表した格言です。
上昇トレンドは緩やかに進むため、じっくり機会を伺い押し目買いをすることができます。

しかし、下降トレンドは激しい勢いで株価が下がっていきます。

こんなときに要注意

利益確定への躊躇

保有している銘柄に大きな含み益があるとしましょう。
下降トレンドになったときには、急速に含み益がなくなります。

こないだまで、含み益が10万円あったのに今は7万だ。
待てば10万円に戻るかもしれない。

という心理が働きます。しかし、下降トレンドは急速に株価が下がりますから
躊躇して放置すれば、すぐに含み益はなくなるでしょう。

下降トレンドとなったときは、早く決断を下して利益確定をすべきです。

信用売りのタイミング

これは、私の実体験ですが、
そろそろ相場が暴落するだろうと身構えているにも関わらず、

空売りのタイミングを逃すことが多々ありました。
動きの早い下降トレンドで空売りするには、ある程度の経験が必要です。

 

売り買いは三日待て

格言の意味

取引をしていないと落ち着かず、何かしら株を買いたくなるものです。

ですが、急いで売買すると失敗する。
株で勝つためには、「待つ」姿勢が非常に大切という意味です。

待つ姿勢について 私の経験談より

私は初心者の頃、株価が下がってきて安くなったと思ったら、すぐに買っていました。
しかし、その後株価は下落して含み損になることが何度もありました。

それから、私は下降トレンドにおいては、自分が買いたいと思ってから数日後に買う方が損失になりにくいことを気付きました。
どんなに欲しくても株価が下降中の株であれば、打診買いに留めています。

 

行き過ぎもまた相場

格言の意味

株式投資をするのは人間です。
人は感情で動きますから、相場が過熱すれば理論株価なんて関係ありません。

理論株価を超えて売られることもあるし、買われることもある。
という意味です。

実際に気をつけたいこと

企業の実態を知っている方が、
この銘柄は過大評価されていると感じて空売りしたくなることもあるでしょう。

でも、そのタイミングで空売りをすることは危険です。

市場が過熱すれば、理論株価の何倍にもなりますから。
株価は人気投票の結果であり、実態との乖離もあり得ることを忘れないでください。

 

当たり屋につけ、曲がり屋に向かえ

格言の意味

投資の上手な人について行け。下手な人の逆を行け。
という意味です。

私は、師匠について行ったからこそここまで来れたと思います。

「個人投資家の9割は負けるから、彼らの行動を予想して逆を行け」

師匠のこの言葉は、私の投資精神の根本になってますね。

具体的に言うと

例えば、みん株予想なんてものは、斜めから見なければいけないということです。
みんなが買いと言ってるときは、だいたい手仕舞いだろうと考えます。

以前、アイフルの株価が暴騰したときに、2ch掲示板を見たら
「アイフルでお金を借りて、アイフルの株を買えば勝てる」との書き込みがありました。

個人投資家の多くが買いと思い始めたら、相場の天井は近いです。

 

頭と尻尾はくれてやれ

格言の意味

誰にも未来の株価は分かりませんから

底値(頭)で買うことも、天井(尻尾)で売ることもできない。

だから、上昇し始めたタイミングで買い、天井が過ぎたタイミングで売りなさい。

という意味です。
この格言は非常に深いですね。

チャートにあてはめると

日経平均のチャートですが、これで見るとよく分かります。

赤い線で囲んだ箇所が底と天井ですが、これは後で見たから分かることです。
後で見たから分かるのであって、リアルタイムでそのタイミングに売買することは難しいでしょう。

実際はこの次のローソク足で売買できれば良しです。