株で失敗しないための思考プロセス

あなたは、感情的に売買してしまうことはありますか?

失敗ばかりしていた頃の私は、意志が弱く、感情的な売買を繰り返していました。
当然、行き当たりばったりなので損ばかりしていました。

しかし、今回ご紹介する思考プロセスを導入することで、感情的な売買を減らすことができました。

株で失敗しないための思考プロセス

では、株で失敗しないための思考プロセスについてお伝えしていきます。

正直言うと、私はそこまで強い人間ではありません。
本当に色々な誘惑に誘われます。

  • 自信があるから投資資金をxxx万注ぎ込もうか。
  • 少し利益が出たから売ってしまおうか。
  • 含み損だがしばらく保有していれば株価は上がるはずだ。

この通り、驚くほど意志が弱いんです。
含み損を抱えたり、買うか悩んでいた銘柄が目の前で上昇でもすれば、
慌てて行動を起こすこともありました。

では、どうするようにしたのか?
すごくシンプルなことです。

その誘惑や行動のアイディアが頭に芽生えたときに

「そのアイディアは正しいのか?」

と根拠を問うようにしました。

なんだ?これだけかと思うかもしれませんが、
これが、なかなかの優れものです。

根拠を問うことで、自分のそのアイディアが、欲望から芽生えた間違ったものか、
経験や知識から生まれた正しいものかが判断できるようになります。

正しいと判断すれば、そのアイディアを実行。
間違いと判断すれば、そのアイディアを見送る。

この思考プロセスを取り入れることで感情で動くことが少なくなり、自分の投資行動が安定します。

擬人化して具体例を紹介

では、登場人物 A君とB君を使って分かりやすい具体例を挙げていきたいと思います。
 

この銘柄を買う前に

A「この銘柄すごく良さそうだよ!明日100万円分投資したいけど良い?」

B「この銘柄が良いと思った理由は?」

A「テクニカル指標が~~~で、業績予想が~~~で(以下略)」

B「でも、ローソク足は過熱感を示してるじゃないか。」

B「100万円も投資したい理由は?」

A「テクニカル指標から+10%上昇が見込めるよ!」

B「下降した場合の想定は?」

A「-20%。。。」

B「割りに合わない投資じゃないか。」

A「うーん、分かったよ。様子見にするよ。。」

→様子見

含み益が出たときに

A「保有銘柄が+10%!5万円の利益だ!もう売ろうかな?」

B「売りたいと思った理由は?」

A「だって、含み益出たから。。。」

B「理由にならない。含み益が出たからって慌てるな!」

→様子見

翌日

A「更に株価が上がって6万円の利益だ!今度こそ売るぞ!」

B「売りたいと思った理由は?」

A「テクニカル指標のRSIが過熱感を示しているのと、他には~~~(以下略)」

B「よし分かった。売って良いよ。」

→売却

含み損を抱えたときに

A「ああ、1万円の含み損。。1万円だから損切りしなくてもいいよね??」

B「含み損が出たら、必ず損切りするって約束してただろ?」

A「うぅ。そうでした。。損切りします。。」

→損切り

まとめ

A君は、投資アイディアを提供してくれますが、心が弱く誘惑に負けたり逃げ腰になります。
B君は、投資アイディアの実行権限を持ち、A君に1つ1つ根拠を求めます。

私の頭の中では、A君とB君のやりとりのような自問自答が行われています。
1回1回の結果を見れば、B君のせいで負けることもありますが、感情で売買するよりは確実に稼げるようになりました。

意志が弱い私には、この思考プロセスが非常に重要です。

ちなみに、この思考プロセスは投資経験と知識が必須です。
A君とB君が投資経験と知識を持っているからこそ意味のある作戦会議になります。

投資経験と知識が無ければ、素人のズレた会話になります。

投資経験と知識。
そして、自分に合う投資手法があってこそ、役に立つ思考プロセスです。

以上


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