上方修正発表で株価が下がる理由とニュースとの付き合い方

株式投資を始めて特に驚いたのは、上方修正発表で株価が下がること。
誰しも、疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?

この銘柄は業績が前年比120%になるはずだ、だから今から仕込んでおけばと、株を購入。
そして、自分の想定通り、決算発表で上方修正の好決算!ところが、株価は大幅下落。

なぜ、株価が下がるんだ?
予想通りだったのに。

個別株の業績に関するニュースにどう向き合えば良いのでしょうか。
ココナラでもこの手の質問を受けるので、この疑問について書いてみることにしました。

ニュースは追わないほうが良い

まず、「上方修正発表で株価が下がる理由」を書く前に、最初に私の見解を書いておきます。
株式投資で業績ニュースは追わないほうが良いです。

良いニュースが出るだろうから、買いを仕込んでおく。
良いニュースが出たから飛び乗り買い。

この投資法が悪いわけないと思う方も居るでしょうが、実際にやってみるとあまりうまく行きません。
初心者の頃はニュースや新聞で良さそうな株を見つけて売買して、負けてばかりいました。

ニュースは市場に浸透する前だからこそ優位性を持つ

上方修正発表で株価が下がる理由。
それは、上方修正発表のニュースの鮮度がポイントです。

ニュースは市場に浸透する前だからこそ、優位性を持ちます。

どうやって、あなたはその銘柄は上方修正があると考えたのでしょうか。

例えば、スーパー等の小売業は月次発表をしています。
この数字を見れば、上方修正があるかどうか、誰にでも分かります。

業界全体が追い風で上方修正が続いてるなら、その銘柄が上方修正する事は誰にでも分かります。

つまり、誰でも知っているニュースは、既に株価に織り込み済みです。
まだ多くの市場参加者が知らないニュースに価値があります。

上方修正発表で株価が下がるのは、既にそのニュースが株価に織り込み済みであり、何のサプライズにもならなかったからです。
誰もが知る事実が公表されただけなので、株を買う人が居なければ利益確定に圧されて売られていきます。

何も知らない個人投資家が最後に飛び乗る

ある企業が好調で上方修正するだろうという情報は、どのように広まるのか考えたことはあるでしょうか。

  • その企業に勤める社員
  • 社員の友人
  • 取引先
  • 同業他社

まずは、この辺りの方が企業の好調を知るでしょう。
(社員やその話を聞いた友人は、インサイダー取引になる可能性があるので注意。)

続いて、

  • アナリスト
  • 投資顧問サービスに登録する会員
  • (Yahooファイナンスのニュース欄などの)株式ニュースの読者
  • 一般の新聞やテレビの読者

この辺りでしょうか。

アナリストは情報を投資顧問サービスに提供します。
投資顧問サービスもピンキリがあり良質な投資顧問サービスには早い段階で、イマイチな投資顧問サービスには遅れて情報が届くそうです。

その後、株式ニュース、一般の新聞・テレビなどに情報がまわっていきます。

個人投資家が知れるタイミングというのは、Yahooファイナンス等のニュースでしょう。
何も知らない個人投資家は、これから株価が上がると信じ込み、既に上昇した株を買うことになります。

事前に情報を知っていた投資家は、個人投資家の買いを利用して売り捌きます。
個人投資家がニュースで勝てない理由は明らかですね。

ニュースとの付き合い方

先程書いたように、個人投資家はニュースで売買をするとたいがい乗り遅れます。
また、株価が上下した理由をニュースに求める人も居ますが、これも無駄なので辞めましょう。

悪いニュースで
 株価が上がれば、悪材料出尽くしで上昇
 株価が下がれば、懸念材料で下落
 
良いニュースで
 株価が上がれば、期待感で上昇
 株価が下がれば、材料出尽くしで下落

→これらはすべて後付けの解釈

では、ニュースに対してどのように構えたら良いのでしょうか。

それは、ニュースで株価を予想しないこと、ニュースが出た後に株価がどちらに動くかを見る。
これだけです。

株価は行きたい方向に動きます。
たとえ、どんなに悪材料が出ても株価が上がれば、それは買いです。
逆にどんなに好材料が出ても株価が下がれば、それは売りです。

悪材料でも株価が上がる理由
悪材料が出るだろうという不安感や連日の下落が続くと、多くの個人投資家は諦めて損切りします。
誰も期待しない株は、損切りされているので意外と上値は軽いものです。

悪材料が出て、当分悪材料が無いなら下がる理由が無いので上がっていきます。

突き詰めると、やはり株価は需要と供給ということですね。

それでもニュースを追いたい、あなたへ

今回は上方修正発表で株価が下がる理由から、ニュースに対する向き合い方を紹介しました。

「ニュースを見て売買するのは遅い」と書きましたが、市場参加者がまだ知らないニュースには間違いなく優位性があります。
つまり、市場参加者がまだ知らないニュースを先に知り、売買すれば利益になりやすいということです。

実は、私のデイトレはこの手法を利用してます。
デイトレのコツは必要ですが、市場参加者に行き渡っていないニュースでデイトレをするのは、かなりのメリットがあると感じています。

私のオリジナルの手法ではなく投資教材で勉強した内容なので、こちらに書けないのが残念ですが…

もし、ご興味がある方は、こちらをご覧ください。
>> 私が購入した投資教材とレビュー記事
 →朝株トレード手法レビュー


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