デイトレで稼ぐためには、信用取引が必須です。
ですが、そもそも、信用取引とは何か?という方のために、以下についてご紹介します。
- 株には、現物取引と信用取引がある
- デイトレに信用取引が必須の理由
- 信用取引のメリット、デメリット
- 現物取引に慣れてきたら信用取引
株には現物取引と信用取引がある
現物取引とは
一般的に株式売買と言えば、現物取引を指します。
自分が保有している投資資金で株を買う、保有している株を売る。
すごく当たり前の事を書いてるように見えますよね。
これが現物取引です。
信用取引とは
対して信用取引ですが、かんたんに書くと
証券会社から資金を借りて株を買う、株を借りて売る(信用売り)。
自分が保有している投資資金や株を担保に売買するので、投資資金に対して約3倍の大きな金額を扱うことができます。
デイトレに信用取引が必須の理由
現物取引か信用取引か、どちらを選べば良いのか。
ハイリスクな信用取引は避けたいな…、稼げるなら信用取引が良い、など思われたかもしれません。
デイトレで稼ぐなら、信用取引は必須。
デイトレーダーは100%信用取引でしょう。
その理由は「差金決済の仕組み」があり、同一の資金で同じ銘柄を1日に何度も売買できるからです。
対して現物取引は、同じ銘柄を同一の資金では、1日に何度も売買することができません。
差金決済ができる・できないの違い
現物取引の場合、同一の資金で1つの銘柄を1日のうちに「買付→売却→買付」、「売却→買付→売却」とすることはできません。
現物取引の場合、お金の流れは次の通り、(手続き上)株の買い付け売却に3営業日ほどかかり資金拘束されるためです。
現物取引 例)50万円の資金で50万円の株を買い、51万円で売る。
証券口座の現金は、50 → 0 → (3営業日後)51となる。
対して信用取引の場合、同一の資金で1つの銘柄を1日に何度でも取引できます。
信用取引 例) 50万円の資金で50万円の株を買い、51万円で売る。
証券口座の現金は、50 → 51 となる。
損益のみのやりとりを差金決済と言うのですが、
現物取引は差金決済が禁止されているため、上記のようなお金の流れとなります。
信用取引は差金決済ができるため、差額のみのやりとりとなるため資金効率が良いです。
信用取引のメリット・デメリット
ただし、信用取引は現物取引より便利で稼ぎやすい半面、リスクもあります。
信用取引のメリット、デメリットを抑えておきましょう。
信用取引のメリット
先程ご紹介した差金決済のほかにも信用取引には多くのメリットがあります。
投資資金以上の売買が可能になります。
投資資金の3倍まで扱えるようになるので、大きく稼ぐ事も可能です。
また、信用売りができます。
信用売りをすると、株価の下落でも利益を出すことができます。
自分が保有していない株の株価が下落すると読んだときに、信用売りをして、
株価が下落した後に買い戻します。
信用取引のデメリット
投資資金以上の売買が可能になる分、損失も大きくなる場合があります。
ハイリスク・ハイリターンなので、制度上はできるからと、投資資金の3倍で売買するのは危険です。
信用買い、信用売りしたら返済期日がある。株を保有している期間は、(借りているので)金利を払う必要がある。
株主優待は貰えない。
などのデメリットがあります。
現物取引に慣れてきたら信用取引
デイトレ初心者がいきなり信用取引を始めるのは危険だと思います。
最初のうちは不便でも現物取引で始めた方が良いでしょう。
少しずつデイトレに慣れてきてから、信用取引を始めても遅くはありません。
コメントを残す